■ 12月31日 午後11時より撞き始め

新年祝祷法要は年の変わる午前0時より当院本堂にておつとめします。


■ 除夜の鐘

鐘  除夜の鐘とは大晦日(十二月三十一日)から撞き始め、深夜零時を挟んで、年が明けるまで撞く鐘のことを言います。当院では大本山永平寺と同じく大晦日の十一時より撞き始め、深夜零時を挟んで、新年の午前一時までの二時間をかけて百八声を撞きます。
 百八声という鐘の数は古くから煩悩(ぼんのう)の数であると言われてきました。この煩悩とは人の心を惑わせたり、悩ませ苦しめたりする心のはたらきのことで、欲望や怒り、執着、猜疑などに分けられ、三毒とか、百八煩悩とか、八万四千煩悩など様々な言われ方をします。
 そして梵鐘の澄んだ音には、こうした煩悩の苦しみや悩みを断ち切る力が宿っていると昔から考えられてきました。そのため、新年を迎えるにあたり煩悩を祓うために梵鐘を撞くのです。どうぞ皆様、心静かに新たな年を迎えられるよう、御自身の手で除夜の鐘を撞いてみてはいかがですか。


■ 新年祝祷法要

 新しい年を迎え、ご本尊様へのご挨拶とともに、檀信徒の皆様の一年間の安泰を祈る新年最初のおつとめです。
 本堂、秋葉真殿、薬師堂、開祖堂、位牌堂と山内の伽藍を廻って恭しくおつとめをします。本堂ではご本尊様へのご挨拶とともにご参拝の皆様のご先祖様供養を、秋葉真殿では一年の火難消除を、薬師堂では一年の無病息災を、開祖堂では御祖師様と当院暦住のご供養を、位牌堂では祠堂の施主家のご供養を、それぞれ申し上げます。
 全てにお参りされる必要はありませんが、どうぞ本堂のおつとめだけでもお参り下さいませ。時間の許す方は秋葉真殿、薬師堂とお参り下さるとありがたく存じます。
法要


■ 歳末行事協賛のお願い

 毎年、除夜の鐘行事のご接待を檀信徒の皆様の協賛としてお願いしております。
 新年改まっての祝祷法要にてご先祖様の菩提をご供養させて頂きます。
 どうぞ有難くご功徳下さいます方は、お寺までお問合せ下さいませ。


除夜の鐘