■ 1月26日 午後2時より

毎年曜日に関わらず1月26日におつとめします。


■ 大般若経

 大般若祈祷会とは、新たな年を迎え、その一年の壇信徒の皆様の厄災消除、家内安全を祈願するおつとめです。
 大般若経は、般若心経の大元となる大変有難いお経で、孫悟空の物語にも三蔵法師の名で登場する玄奘三蔵という実在する中国の高僧が天竺(インド)より持ち帰り翻訳した、全六百巻にも及ぶ膨大なお経です。
大般若転読  そして大般若祈祷会ではこの大般若経を転読(てんどく)する加持祈祷が行われます。この転読とは、膨大な経典を勢いよく開き、お経に包まれた有難い空気を堂内に放つことで、すべての苦厄を消し去って、内外の怨敵を退散させ、五穀豊穣と家内安泰を願うおつとめです。
 今年一年のご家族の皆様の無事とご健康を願って、どうぞお気軽にお参り下さい。


■ 円空仏十六善神

 大般若祈祷会では本尊として十六善神様をお祀りします。十六善神様とは大般若経を守護する夜叉神のことで、十二神将と四大天王を合わせて十六と言われています。
 そして慶昌院では掛け軸と共に本堂壇上にとても小さな御仏像をお祀りします。この御仏像は当院に古くから伝わる円空仏で、普段はお目見えすることはできません。(円空仏とは江戸時代前期の行脚僧「円空」による木彫りの仏像で、独特の作風から芸術性が高く、秘仏としてとても大切にされています。)
 この機にどうぞ有難いお姿を仰いでお参り下さい。


■ 大般若の御札

大般若札 ・ 大般若札

 祈祷のあがった御札は大般若経の有難い功徳をまとった十六善神様の分身です。家内安全だけでなくお家に善徳をもたらしご家族を守ってくれます。ご仏壇や床の脇棚などお家の中心にお祀り下さい。一年経ちました古札はお焚き上げ致しますので、どうぞお寺までお持ち下さい。


立春大吉札 ・ 立春大吉札

 立春大吉札は裏から見ても同じに見える為、入ってきた鬼が門から出て行くというおまじないのお札です。門や玄関先の右の柱、鬼門にあたる場所に立春大吉札を貼って下さい。(対になる左の柱には火乃用心札を貼ります。十一月の秋葉火まつりの御札と共にお授けします。)